2022年01月06日

2021年の3冊を選んでみよう(コミック編)

2021comic

2021年に読んだコミックは725冊でした。再読した本、シリーズものの続巻もカウントしているので厳密に新しい作品に出会った数はもっと少ないかと思いますが、2021年も面白マンガがいっぱいでした!

その中でも印象に残った3冊を選んでみました。(2021年発売の本ではなく2021年に私が読んだコミックから選んでいます)


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「メダリスト つるまいかだ・講談社アフタヌーンコミック


(連載中。2022年1月現在、4巻まで発売)

ザックリ言ってしまうとフィギュアスケートで世界を目指すスポーツマンガです。ただ、キャラクターの描写がとても魅力的で、優秀なお姉ちゃんと比べられ「何もできない」と言われ続けてきたいのりと、スケーターだったがプロになれずフリーターになっている司が出会い、選手とコーチとして一緒に世界一になるという夢を追いかけます。夢を諦めたくない少女と夢を諦めざるを得なかった青年。

いのりちゃんの一途さに何回読んでも泣いてしまう…(涙腺が弱めなもので…)ただ、個人的にこの作品はいのりちゃんだけが主人公ではなくて、司先生も主人公だと思っています。小学五年生であるいのりちゃんを「こども」ではなく、一人の人間として接する誠意。それでいていのりちゃんから見たら大きな存在、「大人」なんだけど司本人は挫折した傷も悔しさもまだ生々しくて「人間はただ年をとったら「大人」になれるわけじゃないのね…」としみじみ感じてしまう…

絵は多少荒いのですがそれが勢いを感じさせるし、逆に魅せるシーンはとても美しいのです。緩急がうまく合間合間にあるコミカルさも厳しい世界で戦っている二人に息詰まる中でほっとさせてくれます。


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「にくをはぐ」 遠田おと・ジャンプコミック+


2020年に出た短編集です。読んだのも21年じゃない気がしますが…まぁ、それは置いておいて…表題作の「にくをはぐ」がジェンダー、LGBTを真っ向からテーマにした作品で割と話題になったのでマンガ好きなら知ってる人も多いかもしれません。

表題作はもちろん深く考えさせてくれる良作なのですが、個人的に「熱い西瓜」が好きでたまに読み返します。「両親の離婚をきっかけに引きこもる様になった青年とその母親の話」と描くとありがちですが、お互いの気持ちの描写がうまく、息子を守ろう、自分だけはしっかりしないと!と思っている最初の方のお母さんの笑顔、ほんとに怖いんですよね…ただ、すごくシンプルに「母親ってすごい」と思います。

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「偽物協会」 白井もも吉・サンデーうぇぶりSSC


(連載中。2022年1月現在、1巻まで発売)

可愛らしい絵柄に惹かれて表紙買いしたのですが不思議で優しい良き作品でした。何しろ主人公は不安を感じすぎると毛布になってしまう少女です。毛布に…!新しい…!「普通(本物)」の枠に入れなかった「偽物」たちの集う場所「偽物協会」の会長に拾われた綿子。

この偽物協会ですがネガティブな集まりではなく、鳥になりたい川の石の「いわとりくん」や、人気者になるために筋トレしてマッスルになったサボテン「サボまっするくん」など既存の生き物の枠からはみ出てしまった「偽物」を認め、共存することで世界をちょっぴり楽しくするのが目的の集まりなのです。

ただ、みんなそれでも「偽物」だと思う自分自身の理想や憧れだとかを思い描いて、悩んでいたりしていて「普通=本物」「本物=普通」ではないしそのままでいいんだよ…と思いつつ、出てくるキャラが可愛らしくてコミカルでクスッとしてしまう…優しくほんわかした気持ちになる一冊です。


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~次点~

「プリズムの咲く庭」 海島千本・バンチコミックス


…奥付見たらこれも2019年の本ですね…シリーズものでないオススメのマンガ…と探しているとどうしても短編集とか選びがち…ただ、とにかく画力が素晴らしい。のに加え登場人物が(猫やロボットまで)非常にいきいきとしていて、どの短編も素晴らしいのです。

個人的に「僕のソフィア」が大好きです。こういう話に弱くて…ええ…(号泣)


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「矢野くんの普通の日々」 田村結衣・モーニングKC

(連載中。2022年1月現在、1巻まで発売)

毎日どこかしら怪我してくるクラスメイトの矢野君が気になって仕方がない吉田さん。表紙に惹かれて買ったものの、正直、すごい重い理由で毎日怪我してたらどうしよう…と思ったのですが、矢野君が「究極に不器用」ゆえの怪我なのでコメディーなので安心して下さい。(と言っていいのか…本人は災難ですが…)

矢野君の不器用さをほっとけなくなるところもあるんですが、時々すごく色気があるというか惹かれる表情するんですよね…吉田さんの気持ちもわかる…そして時々シュール…暗い階段でみんなでごはんを食べる話とか自画像とかほんと好きです…2巻が2022年2月発売予定となっています。

どことなく飄々としていてシュールな感じが、和山やまさんの「女の園の星」に雰囲気が近いので和山さんが好きな方にもオススメです。

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「藤丸立花はわからない」 槌田・KADOKAWA

(連載中。2022年1月現在、1巻まで発売)

スマホの人気ゲーム「FGO(Fate/Gand Order)」のギャグマンガなのでFGOをやっていない人には何がなんだか全くわからんと思うのでお気を付けください。しかもやっていたとしても2部のネタバレを含むため2部にたどり着いているマスターでないとネタバレするので更にお気をつけください。

以上を踏まえた上で「わからない」が面白いのです。このFGOの基盤とも言うべき作品、Fateシリーズが異常な程ある上に、FGOそのもののストーリーも割とややこしい。キャラもめっちゃいる。同じ顔なのに水着だと違うクラスだし、同じキャラの違う時代(若い頃とか)だと別に存在するし。いや、そらこういう顔になるよね…って思ってしまう。この作品の藤丸のとぼけたわからない顔が好きなんです。私のような「長くやってるけど知識浅い系マスター」に特にオススメです。


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~人気シリーズだって知ってたけど読んでなかったマンガ、読んでみたらやっぱりメッチャ面白かった編~



「図書館の大魔術師」 泉光・アフタヌーンコミック

(連載中。2022年1月現在、5巻まで発売)

とにかく美麗な絵、そして情報量。司書に憧れる少年の話と書くとありがちな感じがしますが、世界観がしっかりしていて没入感がすごいのでファンタジーが好きな是非。表紙に「原作」とあったので原作は小説でコミカライズなのかな?と思ったらどうやら原作は存在しないようです。そう「風のカフナ」は作品内に存在している本だから…なんという粋な…!

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「東京卍リベンジャーズ」 和久井健・週刊少年マガジンコミックス

(連載中。2022年1月現在、25巻まで発売)

アニメ化以降、大人気ですね…そういう私もアニメから入ったんですが、ええ、面白いです。ライトなヤンキーマンガというんでしょうか…連載が少年誌なので目を覆うほどのエグい展開などはなくて仲間同士の友情や、それでいて主人公がタイムリープする理由が好きな彼女を救いたいという理由が幅広く受けている理由かな、と思います。私の推しはドラケン君です。

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「ゴールデンカムイ」 野田サトル・ヤングジャンプコミックス

(連載中。2022年1月現在、28巻まで発売)

1巻だけ読んで挫折していました。何故なら可愛らしいアイヌの女の子がリスを滅多打ちにして食べたシーンで「怖い…どういう話なん…」と思ってしまったのです。その後、太っ腹にも全巻無料キャンペーンをやっていた時期があってその時にまとめて数巻分読んでみたら…めっ…ちゃ面白かった…その後「先生に売上として還元させて頂きたい」と全巻購入しました。

シリアスとコミカルの緩急の付け方が本当に絶妙で号泣しかけた瞬間に全裸とか出てくるので泣いていいのか笑っていいのか情緒がめちゃくちゃに…

今ならアシリパさんやアイヌ民族の文化を学ぶのにこれ以上の作品はないと言えますが、多少下ネタ?的なのも出てくるのと、いろんな意味での変態(褒めてる)が大量に出てきて惜しみなく死んでいくので勧める相手を選ぶ…かもしれません…私の推しは尾形です。

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「キングダム」 原泰久・ヤングジャンプコミックス

(連載中。2022年1月現在、63巻まで発売)

一時期「キングダム芸人」などテレビで紹介され、映画化したのもあり大人気で面白いのはわかっていたのですが何しろ60巻近くあるとなると二の足を踏んでしまうものです。

ですが少し前に職場の先輩が急にハマり一気に全巻買いしたのです。そして私の入院前に「自宅で病気療養している間ヒマなら貸すよ!むしろ読んで感想聞かせて!」となんと我が家にドーンと送ってくれたのです…優しい…!おかげで読む事ができたのですが確かに面白い…!

ただ、ひとつの戦いを色んな側面からじっくり描くので収束した時の感動は素晴らしいのですが、なかなか進まない…仕事に戻った今も読み続けていて、まだ40巻までしか読めていないのですが統一までの道のりは遠そう…政や信の目指す「中華統一」までどれくらいかかるのでしょうか…あとどんどこ将軍ふくめ登場人物が現れては消えていくので、メイン級のキャラでないと「あっ、この人前の戦いの…あれ?違うか…?」となってしまう私の脳みそのキャパの問題が…私の推しは騰(とう)将軍です。

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「ザ・ファブル」 南勝久・ヤングマガジンコミックス

(2022年1月現在、全22巻完結。
 第二部である「The second contact」が連載中。1巻まで発売)

岡田准一さん主演で映画化されましたね…映画を観た親子が原作を探しにきて「岡田君が怖い…」と慄いていました。確かに絵がゴリゴリのヤンマガ系…(?)私も慄きつつ読み始めたら、映画はかなり原作に忠実に作ったようで内容はほぼ一緒です。

絵が強面な分シュールで面白いので、映画は好きだけど絵柄で読まずにいる方は是非読んでみてほしいです。ものすごいハラハラする展開というより、割とすごい場面でも淡々としているというか…妹が暇つぶしにお酒飲み比べしてたりする印象が強いのですが…さすが、殺さない殺し屋…



以上「2021年に読んで印象に残った本(コミック編)」でした。皆様の読書生活に少しでもお役に立てれば幸いでございます。今年も面白いコミックといっぱい出会えるといいな~!

ちなみに読了コミックは全て「読書メーター」に記録してあるので興味のある方はどうぞ~(感想などは書いていません)また、「このコミックも面白いよ!」などオススメの本がありましたらコチラなどからお気軽に教えて頂けますと嬉しい限りでございます。皆様、良い読書生活を!

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2021年の3冊を選んでみよう(小説編)

2021book

2021年は149冊の小説を読みました。年間120冊が目標なので少し多めですね…自宅で病気療養の期間があったからだと思います。(詳しくはコチラ

入院の…病み上がりのお共になる読書…素晴らしいですね。ただ、一週間弱の入院にハードカバーを6冊持っていったので、かさばる事かさばる事…電子書籍が読めない体質なのが恨めしい…というか読めたとしてもやはり紙の本が好きなのですよね…

ちなみに2021年に発売になった本ではなく、2021年に私が読んで印象に残った3冊です。

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「透明な夜の香り」 千早茜・集英社


【あらすじ】
一香がはじめた新しいアルバイトは古い洋館での家事手伝い。その洋館では調香師の小川朔がオーダーメイドで客の望む「香り」を作る仕事をしていた。

【感想】
千早茜さんの本はデビュー作から読んでいるのですが、この作品はスゥっと心にしみいるような美しい文章が特に際立っていて好きです。冬の夜更けのような静かででも少し寂しい空気それと対比して描かれる丁寧な日常の色鮮やかさ。

調香師、小川朔の人並外れた嗅覚を持つことで生まれた才能と孤独。「香りは永遠に記憶される」という言葉通り、確かに忘れていた事もその香りを嗅ぐと驚くほど鮮明に思い出すことがあるなぁ…と。しみじみとゆっくりとした読書がしたい方にオススメ。個人的には千早さんの「クローゼット」もオススメです。

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「この世にたやすい仕事はない」 津村記久子・新潮文庫


【あらすじ】
ストレスに耐え兼ね前職を去った私に、職安の相談員は親身になって話を聞き「これならぴったりでは」と変わった仕事を紹介してくれた。隠しカメラを使った小説家の監視。町内の巡回バス内で流すというニッチなアナウンスの原稿作り…凄腕相談員は転職を希望する私に次々と一風変わった仕事を紹介してくれるのだが…

【感想】
全く前情報なしで読み始めたので、最初作者さんのリポートだと思って読んでいたんですが途中から何かがおかしいと気づき始め「そんな奇妙奇天烈な仕事…ふふ…次はどんな…?」と夢中になってしまった小説。

連作短編集で、主人公の「私」は色々な仕事を転々とするのですが、本当にある仕事ではない(と思われる)仕事も「こういう仕事あるのではないか…?」と思わせる着眼点の面白さと謎のリアルさ。個人的にこの世界観にハマり始めたのは「バスのアナウンスのしごと」の少し怖くもある不思議感なのですが、一番好きなのは「路地を訪ねるしごと」。どこか不気味でユーモラス。それでいてちょっと哀しい。仕事で煮詰まって読んだら何か答えが見つかる!というわけではないけど「どんな仕事もたやすくはないのだ」としみじみ思えたらもうけもんではないでしょうか。

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「コンビニ兄弟」 町田そのこ・新潮社NEX文庫


【あらすじ】
九州だけに展開するコンビニチェーン「テンダネス」。中でも「門司港こがね村店」は勤勉親切丁寧、それでいて老若男女を意図せず篭絡してしまう店長がいて…


【感想】
デビュー作の「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」で一目惚れ(一読み惚れ?)して以来、ずっと追っている作家さんなのですが「52ヘルツのクジラたち」が本屋大賞を受賞した事で随分有名になりましたね…感慨深い…

町田さんの作品は面白い…だが…重い…!!!割としんどい…生死であったり、虐待であったり、親子関係などの重めのテーマな事が多く、ただ、美しい表現、読みやすい文章なので入り込んで読めるので苦ではないのですが、それだけに読んだ後は心にズーンとめっちゃ響くのです…

そんなわけで読む前は「新作楽しみだ…ただ、心をしっかりして読まないと持っていかれるぞ…」と覚悟してから読むのですが、この作品は「新潮社文庫nex」というライトノベルと文芸の中間的レーベル(最早この垣根あってないような気がするのですが)なためか、大変明るめで読みやすくなっています。それでいて考えさせられるエピソードあり、キャラも立っていてコミカルな部分もありで「こんなライトな感じの作品も書けるのか…!」と感動したものです。

個人的に、ここから町田作品に入り、連作短編集の「うつくしが丘の不幸の家」から52ヘルツ~や「ぎょらん」「星を掬う」へと進むのがオススメでございます。しかもコンビニ兄弟はなんと2021年12月に「コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―」が発売になりました!続編が出るとは思わなかったので嬉しい…1巻に出てきた人たちが色々な方角からも描かれていますので合わせてオススメです。


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~次点~

鎌倉うずまき案内所 青山美智子・宝島社文庫
 

【あらすじ】
鎌倉で迷い込んだのは双子のおじいさんとアンモナイトがいる「鎌倉うずまき案内所」。訪れる人はそれぞれに悩みを抱え、案内所に迷い込む。平成の始まりから終わりまでの30年を舞台に、6人の悩める人々を通して語られる6つの優しい物語。

【感想】
青山さんの本はとても後味の良い、読んだ後ほんわかした気持ちにしてくれる作品が多いので好きな作家さんです。連作短編集の造りがとてもうまく、今回は一話ごとに時間が遡っていきます。「あれ?このキャラは前の話の…?」と思いつつ、読み終わるとまた戻って「あ、やっぱこの人だったんだ」とぐるぐるうずまきのように読み返したくなる一冊。人生は大変で、でも楽しくて、悩んで、選んで…こんなふうにぐるぐる巡って奇跡的に繋がっているのかもしれません。「ナイスうずまき!」

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「楽園とは探偵の不在なり」 斜線堂有紀・早川書房


【あらすじ】
二人以上殺した者は“天使”によって即座に地獄に引き摺り込まれるようになった世界。細々と探偵業を営む青岸焦は「天国が存在するか知りたくないか」という大富豪・常木王凱に誘われ、天使が集まる常世島を訪れるが…

【感想】
ここまでミステリが一冊もなかったのでミステリから一冊。とにかく設定が面白いなと思いました。「二人以上殺すと天使に連れていかれる」=「連続殺人が起こらない世界」なわけです。なのに訪れた孤島で連続殺人が起きる…という一風変わった謎解きが見どころ。

何が悲しいって、そうなって殺人事件が減るかと思いきや、破滅願望のある人がテロ的に大量殺人を起こす事件が頻発するようになるという…ありそうな哀しい世界。「天使」の描写が悪魔っぽくて地獄に引き摺り込むならやはり悪魔なのでは…とか「一人ならいいのか」などツッコミどころが多いのが…でもこの作品や「屍人荘の殺人」のように色んな設定のミステリが増えていてミステリファンとしては嬉しい限りです。



以上「2021年に読んで印象に残った本(小説編)」でした。皆様の読書生活に少しでもお役に立てれば幸いでございます。今年ももりもり読むぞ~

ちなみに読了本は全て「ブクログ」に記録してあるので興味のある方はどうぞ~(感想は書いていません)また、「この本も面白いよ!」などオススメの本がありましたらコチラなどからお気軽に教えて頂けますと嬉しい限りでございます。皆様、良い読書生活を!


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2019年01月04日

2018年のオススメの3冊を選んでみよう


Sketches 137
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します!
(クリックすると大きな画像になります)


さて、2018年も沢山の本に
楽しませてもらいました。
本読みとしては決して読んだ量は多い方では
ありませんが、その中でも

私が2018年に読んだ中で
「オススメしたいのはこの本だー!」
という3冊
を選んでみようと思います。

(あくまで「私が2018年に読んだ本」なので
 発売が2018年ではないであしからず)

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【コミック】(再読を含む)449冊内訳↓

( https://bookmeter.com/users/46965/summary/yearly) 

 ①彼方のアストラ(1~5巻・完結)
 篠原健太著・集英社ジャンプコミック

 

 これは正直、本当におススメです。
 SF、ミステリ、ジュブナイル、
 コメディ、異世界での冒険のワクワク感…
 本当に様々な要素が詰まっていながら
 5巻にきれいに収まっているすごさ…!
 私はメガネのザックが大好きです。
 アニメ化してほしい…!
 (その際は小ネタも含めて是非丁寧に…)

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 ②ワールドトリガー(1~19巻・続刊)
 葦原大介著・集英社ジャンプコミック

 

 ツイッターのフォロワーさんが
 「100話無料で読めるよ」と
 オススメしていたので、どれどれ…と読み始め
 まんまとハマり全巻買い(+設定資料集)しました。

 実は始めのうちは
 「あー…ジャンプにありがちなやつか…
 ていうか登場人物が多すぎて覚えられない…」と
 読むのやめようかと思ったのですが
 「遅効性SF」とキャッチコピーが
 ついているだけあって、途中から俄然面白くなるので
 ランク戦くらいまで読んでみて欲しいのです…!
 (大体の合うか合わないかの目安は
  4巻くらいまで読んでみると良いようです)

 物語開始当初の大規模侵攻で活躍していた
 名前の覚えられなかった人たちが
 ランク戦でいろんな戦術で戦い、
 かつそれぞれのチームの関係性が
 見えてきて群像劇が好きな人には
 たまらんと思います。
 ちなみに私は二宮隊推しです。

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 ③ミステリと言う勿れ(1~3巻・続刊)
 田村由美著・フラワーコミックスアルファ

 

 良質のミステリコミック。
 事件に巻き込まれた主人公の
 久能 整(くのう ととのう)君の語り口が
 優しいながらも的を得ていて
 気づくと入り込んでしまうんですよね…
 絵に癖があるので好みがわかれそうですが
 ミステリ好きには是非オススメしたいです。

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【次点】
Artiste
 料理人や創作する人々の成長物語。
 というか人間模様というか。
 絵も表情も良いのですが何より
 それぞれの生き様、姿勢みたいなものが良いです。

吸血鬼すぐ死ぬ
 チャンピオンコミックのギャグマンガです。
 下ネタも多いのですが、アルマジロのジョンが
 とにかく癒される…というか
 登場人物がみんな好き…アホなんですが
 誰も傷つかない優しい世界なので
 心が疲れた時に何度も読んでます。

あそびあそばせ
 コメディーマンガ。
 表紙の可愛さと内容のアホさのギャップがすごい。
 特に花子のアホさが振り切れていて
 すごい好きです。
 
ヘテロゲニア リンギスティコ
 異種族言語学入門。異種族の言語を学ぶ学者さんの
 研究旅行譚ですが、世界観がしっかりしていて
 面白いです。「ダンジョン飯」が好きな人は
 好きだと思うので是非。

青野くんに触りたいから死にたい
 ホラー…なのか恋愛なのか…
 「純愛と狂気の背中合わせ」とか
 だけでは言い表せない…
 読み進めてそれぞれの背景がわかってくると
 違う意味で怖い。とにかく色んな意味ですごくて
 読むと精神力を持っていかれる良作。
 ただ、好みがわかれそうなので次点です。


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【小説】 126冊内訳↓
https://bookmeter.com/users/400401/summary/yearly

 ①小説の神様
 (相沢沙呼著・講談社タイガ文庫
  ISBN:9784062940344)

 

 書店を辞めて「これでブログや
 創作活動もできるな~」と思う反面
 「どうして知らん人に文句言われてまで
 創作しなきゃいけないんだ…
 もういいか…私は創る側ではなく
 消費する側が向いている、ブログも閉めよう」
 と思っていた時に読んで、ものすごく
 「創る」事に対しての勇気をもらった一冊。

 「小説」を書く人、読む人。
 本が売れない時代に「小説家」になること
 「小説家」でい続ける事
 物語を造り続ける事の
 楽しさ、すごさ、そして苦しさ、辛さが
 描かれています。

 主人公がものすごいネガティブなので
 しんどいところもあるんですが
 小説書いたりマンガ描いたり
 特に「創作」する人にオススメです。

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 ②秋の牢獄
 (恒川光太郎著・角川ホラー文庫
  ISBN:9784043892037)

 

 お恥ずかしながら、恒川さんは「夜市」が
 好みだったものの「角川ホラー文庫作家」
 という認識だったのでホラーが苦手な私は
 避けて通っていたのですが
 拍手をくださった方がオススメして下さって
 読んだみたら本当に面白くて…

 この本だけでなく、比較的どの本も
 怖いといっても美しい怖さ
 少し寂しく、少し不思議な物語で
 全作品制覇すべく次々読んでいっています。


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 ③雲上雲下
 (朝井まかて著・徳間書店
  ISBN:9784198645595)

 

 最初は「訛りありの昔話形式なのか…
 ちょっと読みにくいかも…」
 と思っていたのですが
 読むほどに引き込まれ、気づいたら
 号泣していました…

 なんだか物語は人に忘れられ
 そして人は物語に見捨てられる気がして
 無性に悲しくて涙が止まりませんでした…
 昔話を聞いて育った人にはオススメの
 「物語」というものの面白さを
 思い出させてくれる、大人のための童話。

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【次点】
隣のずこずこ
 これは猫目堂店長がオススメしていたので割愛
 →http://pot-au-feu.blog.jp/archives/28721060.html


マカン・マラン - 二十三時の夜食カフェ
 同じく猫目堂店長にバトンタッチ
 →http://pot-au-feu.blog.jp/archives/29267490.html


ツバキ文具店
 最初は「代書…というか文面までお任せするの!?
 そういうのは想いを込めて自分で書くから良いのでは…」と
 思っていたのですが読み進めるうちに、
 じんわりいい話だな…と思い
 読み終わる頃にはほんわか、お腹から温まって
 幸せな気持ちになれる素敵なお話でした…

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というわけで私のオススメでした!
日々面白本を探しているので
良かったら、皆さんの「2018年ベスト3」
教えてくださいね~


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2018年09月10日

ミステリィをやんわり並べてみよう


先日、Twitterで

この作家が好きな人はこの作家も好きそう。というリスト

というのを作っている方がおられまして
面白かったので、
私も一冊以上読んだ事のある作家さんを
やんわり分類したのを作ってみました。
「お、こういう系だと
 この作家さんもそうなのか読んでみよう!」など
選書の際に、少しのお手伝いとなれたら
幸いでございます。


【ポイント】

●私は他ジャンルと混ぜて作風などで分けるほど
 自分の読解力と勘に自信がないので…
 一番好きで一番数を読んでいるミステリーを
 大体のカテゴリと系統で分けてみました。
 異論反論あるかと思います。
 むしろ「この作家さんこっちじゃない?」とか
 「この作家さんは?」とか
 ご意見お待ちしています!

●同じ作家さんが書いている他ジャンル
 (ファンタジー、時代小説)は除きます。

●中心線に近づくほど
 「人気がある・万人受けしやすい・読みやすい」
 感じになっています。
 なので映像化の常連も中心線に寄ってますね… 

●他にもオススメの作家さんがいたら
 是非教えてください。

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book-m

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ミステリー以外の作家さんのも
少し作ってみたんですが
これがホント難しいんですよね…
時代小説は私が最近の作家さんばかりで
大御所系をあまり読んでないですし
ファンタジーは最近はライトノベルとの境目が
非常にあいまいなので…

ちなみに私はどのゾーンが好き、というより
「ふぅ…骨太重いミステリだったぜ…
次は日常の謎系で軽やか気分になろう」
というに風に読むので
「どれも好き」になりますね…
イメージとしては
「沢山のシェフが、工夫を凝らした、
どれもそれぞれにおいしい料理が並んでいる!
今日は何食べる?」という感じです。

日中は「夏なの?!」みたいな日もありますが
朝晩はだいぶん少し過ごしやすくなってきました。
秋と言えば読書の秋…!
私も読書脳が冴えわたりモリモリ読んでおります。
皆様も是非、読書の秋をご堪能くださいませ~







【web拍手コメントへのお返事】
(全てにお返事できなくて恐縮です…
 全部読んでいますし
 本当に励みになっています。
 ありがとうございます!)

 私が大泉洋さんを大好きなせいか
 「道民です」という方からコメントを
 頂くことが多いのですが、
 地震の被害は大丈夫だったでしょうか…

 今回の北海道の地震、そして
 関西の台風被害で不便な生活を
 されている皆様に
 心よりお見舞い申し上げます。
 一日も早くいつもの生活に戻れますように…


>台風大変でしたね
本当ですね…今年は特に多い上に
被害も大きい気がします…
うちの猫たちは気が小さい割に
こういう時はのんきにしていて
不思議です…


>道民です
お怪我がなくてなによりです…!
そうか、電気止まっちゃうと冷凍庫が…
なんでも「開けない」のが
一番保冷が長続きするようですが…
そうも言ってられないですしね…
停電は復旧したようですが
朝晩だいぶ気温が下がるようになってきました。
お体の調子、崩されませんように…


>元気そうで良かった
ありがとうございます~
おかげ様でのんびりまったり
猫をモフモフして過ごしています!

「私も同じような状態になった」
という方が多くて…
私自身周りから言われたのですが
「仕事は選べるけど
あなたはあなたしかいない」
自分を労われない人は
他人も労われないそうです。
皆様もご無理なさらず…!


>癒されます…
ありがとうございます~
とにかくまったりゆる~い
ブログですゆえ、嬉しいです!
まったりとご覧くださいませ~




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2016年04月24日

今月のオススメ本(2016年1月・2月・3月)

web拍手で月替わりで「今月のオススメ本」というのを
ひっそりやっております。

ちょうどその月に読んで面白かったものから
昔、読んで是非オススメしたい本などを
紹介しています。 

 web拍手とは?

 匿名で管理人に拍手で応援の意思を送れるボタンです。
 (いつもの記事の下にあるコレ→icon_02_9です)
 メッセージも送れますので、名乗るほどのもんじゃねぇ…
 だがちょっと一言メッセージでも送ってみるかな…
 という時にでもお気軽にお使い下さい。 

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【2016年1月】 「異世界食堂」(犬塚惇平:ヒーロー文庫)

201601


【ちょっとしたオススメの理由】

オフィス街の片隅にあるごく普通の食堂「ねこや」。
その「ねこや」は毎週土曜日の店休日、
“特別な客"で溢れ返るのだ。

最近多い、異世界で○○やってみた系の
グルメものなのですが
一話一話が非常に短いので気軽に読めますし
他の話に出てきた登場人物が
少し関わってきたりすることで読み進めると深みが出ます。
何より、食事の描写がとてもおいしそう…!
ファンタジーにはお馴染みの多種多様な種族も楽しく
寝る前に一話ずつ読むのを楽しみにしてたのですが
飯テロ以外のなにものでもないので
夜中に読むのは危険です…! 


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【2016年2月】 「友罪」(薬丸岳:集英社文庫)

201602


【ちょっとしたオススメの理由】

最近親しくなった会社の同僚が
過去に重大犯罪を犯した犯人だったとわかったら…

ましてや、その事件が世間を震撼させた
猟奇殺人事件だったら…あなたはどうしますか?
いまや、そういうことが起こっても不思議ではないのです。

薬丸さんの作品は単純に犯罪小説というより
「罪は法律で裁けるのか、そして償うことができるのか」
「罪が赦されるとはどういうことか」
更に犯罪者自身だけでなく、その被害者、加害者に
その人たちの家族などにも焦点をあてた作品が多く、
一気に読ませる面白さと同時に
非常に考えさせられるテーマの作品が多いので
お気に召したら他の作品も是非読んでみてください。

ミステリ好きならドラマ化もされ連作短編集で読みやすい
「刑事のまなざし」あたりからがオススメです。


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【2016年3月】  「まるまるの毬」(西條奈加:講談社)

 201603

【ちょっとしたオススメの理由】

江戸は麹町の菓子舗「南星屋」。
今日も繁盛する南星屋では主人、治兵衛が自ら
歩いて覚えた日本全国の銘菓が工夫を凝らして
庶民でも求めやすい値段で商われています。

時代小説ですが和菓子屋さんの話なので
読みやすく、親しみやすいですし
和菓子の造形や作り方の描写が
丁寧なのでなんともおいしそう…!

それ以外にも兄弟の絆
主人公の治兵衛と弟の石海(五郎)も描かれていて
日本茶と和菓子と一緒に読みたい
春を待つこの時期にぴったりの心温まるお話です。