2016年04月24日

今月のオススメ本(2015年10月・11月12月)

web拍手で月替わりで「今月のオススメ本」というのを
ひっそりやっております。

ちょうどその月に読んで面白かったものから
昔、読んで是非オススメしたい本などを
紹介しています。 

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【2015年10月】 「百年法」(山田宗樹:角川文庫)

2015010


【ちょっとしたオススメの理由】

人が死ななくなった世界。
不老化処置によって半永久的に生きられるようになり
そのことによって起きる就職難、経済の停滞…
「死なない」という事実がもたらす精神への負担。

命のありかたと国家のゆくえという重いテーマですが
ハラハラドキドキさせる展開のうまさに引き込まれて
一気に読んでしまいました。
秋は気候も落ち着いて本当に読書にぴったりなので
上下巻とちょっと多めですが是非、一気に読んで頂きたい面白さです。


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【2015年11月】 「聴き屋の芸術学部祭」(市井豊:創元推理文庫)

2015011

【ちょっとしたオススメの理由】

アンソロジーなどで見かけて「この作家さん気になるな~」と思っていた
作家さんのデビュー作です。
人の話を聴くのが上手な柏木君は言うなれば「愚痴られ体質」。
彼の元には友達から他人まで、話を聴いてもらいに人が集まるので
「聴き屋」と呼ばれています。

文章自体が飄々としていてついクスッと笑ってしまうし
会話も軽快。登場人物たちが皆、個性的で楽しいのです。
殺人事件も起きてるので日常の謎、ではないのですが
楽しく読めるライトミステリです。
(続編、人魚と金魚鉢も発売中です。お気に召したら是非)


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【2015年12月】 「にょっ記」(穂村弘:文春文庫)

2015012


【ちょっとしたオススメの理由】

歌人である穂村さんのくすくす笑える、うそ日記です。

師走というと何かと忙しくて疲れてしまうと思うのですが
たまには少しゆっくりと、寝る前にでも
こういうゆる~くてとぼけた本で笑って
力を抜いて頑張りたいものですね…

お気に召したら、うそ日記繋がりで
乙一さんの「小生日記(幻冬舎文庫)」なんかも
ちょっとシュールですがとぼけていてオススメです。

 
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