2016年04月24日

今月のオススメ本(2016年1月・2月・3月)

web拍手で月替わりで「今月のオススメ本」というのを
ひっそりやっております。

ちょうどその月に読んで面白かったものから
昔、読んで是非オススメしたい本などを
紹介しています。 

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【2016年1月】 「異世界食堂」(犬塚惇平:ヒーロー文庫)

201601


【ちょっとしたオススメの理由】

オフィス街の片隅にあるごく普通の食堂「ねこや」。
その「ねこや」は毎週土曜日の店休日、
“特別な客"で溢れ返るのだ。

最近多い、異世界で○○やってみた系の
グルメものなのですが
一話一話が非常に短いので気軽に読めますし
他の話に出てきた登場人物が
少し関わってきたりすることで読み進めると深みが出ます。
何より、食事の描写がとてもおいしそう…!
ファンタジーにはお馴染みの多種多様な種族も楽しく
寝る前に一話ずつ読むのを楽しみにしてたのですが
飯テロ以外のなにものでもないので
夜中に読むのは危険です…! 


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【2016年2月】 「友罪」(薬丸岳:集英社文庫)

201602


【ちょっとしたオススメの理由】

最近親しくなった会社の同僚が
過去に重大犯罪を犯した犯人だったとわかったら…

ましてや、その事件が世間を震撼させた
猟奇殺人事件だったら…あなたはどうしますか?
いまや、そういうことが起こっても不思議ではないのです。

薬丸さんの作品は単純に犯罪小説というより
「罪は法律で裁けるのか、そして償うことができるのか」
「罪が赦されるとはどういうことか」
更に犯罪者自身だけでなく、その被害者、加害者に
その人たちの家族などにも焦点をあてた作品が多く、
一気に読ませる面白さと同時に
非常に考えさせられるテーマの作品が多いので
お気に召したら他の作品も是非読んでみてください。

ミステリ好きならドラマ化もされ連作短編集で読みやすい
「刑事のまなざし」あたりからがオススメです。


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【2016年3月】  「まるまるの毬」(西條奈加:講談社)

 201603

【ちょっとしたオススメの理由】

江戸は麹町の菓子舗「南星屋」。
今日も繁盛する南星屋では主人、治兵衛が自ら
歩いて覚えた日本全国の銘菓が工夫を凝らして
庶民でも求めやすい値段で商われています。

時代小説ですが和菓子屋さんの話なので
読みやすく、親しみやすいですし
和菓子の造形や作り方の描写が
丁寧なのでなんともおいしそう…!

それ以外にも兄弟の絆
主人公の治兵衛と弟の石海(五郎)も描かれていて
日本茶と和菓子と一緒に読みたい
春を待つこの時期にぴったりの心温まるお話です。
 
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